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ドラクエらんど

第2章 メラメ~ラ

「しょく……ぎょ……?」



トシヤは今にも気を失いそうだ。



「ちょっとあなたのスマホ借りるわよ!」



石原さとみ似の女性はトシヤからスマホを借りると、画面をスクロールした。
何をしてるのかと僕もそばで見ることにした。



トシヤのアバターは瀕死状態だった。
HPが1になっている。



「どういうことなんだよ、これ…」



女性は僕の問いには答えず、黙々と画面をスクロールする。
マイページを開くと、職業選択欄があった。
そこをクリックすると、いろんな職業が選択できるようになっていた。



「薬草も持ってないし、僧侶になってホイミ使うしかないわね」



まさか……と思った。



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