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ドラクエらんど

第2章 メラメ~ラ

「大丈夫!?」



僕は周りを見渡した。
あのスライムはいつの間にかいなくなっており、代わりに倒れたトシヤの側に女性がいた。



「う……」



トシヤは小さく呻いた。
が、スライムに押し潰されたせいで起き上がれない。



「生きてて良かったわ…」



女性はホッとすると、僕に振り返った。



「あなたは登録していないのね」

「……え?」



よく見ると、女性は女優の石原さとみにそっくりだった。
いや、石原さとみか!?



「あの、石原さとみさんですか?」



僕は思わず聞いてしまった。



「えっ…ち、違うわ! よく言われるけど///」

「なんだ、違うのか…」

「そこ、がっかりしない!」



だよな、こんな都合よく芸能人がこんな所にいるわけないよな…。



「そんなことより! あなた、どうして職業選択してないのよ?」



女性はトシヤに向かって言い放った。


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