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アキラ Lv.5
ひなた Lv.17



げっ……またもや僕よりレベルが高い。



「レベル17です」

「そうかぁ～じゃあ僕よりも強いんだね」

「そんなことないですよ、スキルなんて全然役に立たないし」

「どんなスキルなの？」

「言いたくないです」

「……」



僕はコソッとステータス画面を見てみた。
どうやらこのステータスは、現在パーティーを組んでいる相手のステータスが表示されるみたいで、仲間の状態を把握することができる。



ひなたくんの職業は……王子！？
そんな職業あったんでつねwwwwww


スキルは『国民を見守る』？
まあなぁ、王子様だもんなぁ～w


あ、だからレインさんに『殿下』なんて呼ばれてたんだ？



「オレだって好きでやってんじゃねぇし…」



僕の笑い声が聞こえたのか、ひなたくんは横目で僕を睨んできた。



「ごめん、ごめん。でもひなたくんがレイピアで戦ってくれるなら、僕は補助に回るから」

「いや、アキラさんも戦ってくださいよ。それ、銅の剣ですよね？」

「……はい」



なんかひなたくんって、まあやさんみたいだな…。



僕たちは洋館の門まで来ると辺りを見回した。
今のところ、魔物が出そうな気配はない…。