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「…どこだよ、ここ…」

「ベルガラットじゃないことだけは確かだね…」



どうも、アキラです。
あれから僕とひなたくんは、ベルガラットの宿屋で突如地面に現れたブラックホームに吸い込まれてしまい、気付いたらよくわからない場所に来てしまっていた。



目の前には大きな洋館がある。
まるでゲームの『弟切草』に出てくるような雰囲気の洋館だ。
夜ということもあって、さらに不気味さを増している。



「…とりあえず、ここの家の人に聞いてみるか」

「ちょ、待つんだ、ひなたくん！」

「え？」

「もしかしたら、ここ…魔物が出るかもしれないから、とりあえず武器とか装備しとこ？」

「ああ、そうですね」



僕たちはスマホを操作して、武器と防具を装備した───と言っても皮の盾は壊れたから、結局そらじいさんに貰った銅の剣しかないんだけどwww



「あれ？ アキラさん、剣だけですか？」



ひなたくんは獣の皮で作られたレザーマントを羽織り、手にはレイピアを持っていた。



「あぁ…あまりお金なくて」

「そっか…オレたちもまだ始めたばかりなんで、完全装備できてなくて」

「そうなんだ、ひなたくんはレベルいくつなの？」

「えーと…」



あ、そうだ。
スマホで確認すればいんだっけw