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ドラクエらんど

第3章 選択

「そ、そうだよな…僕がもっと早く選択していればトシヤは死なずにすんだかもしれないのに…」

「…私、ウジウジしてる男は嫌い」

「はい! すみません!」



僕はまあやさんにホイミをかけた。
キラキラした光がまあやさんの身体を包み込む。



てかなんで僕は会ったばかりのまあやさんの尻に敷かれてるんだ。
ちょっと石原さとみに似て可愛いからって…。
あれ? なんかドキドキする……。



「ありがとう…あなたは命の恩人よ」



何度かホイミをかけて、まあやさんは全回復した。
今度はちゃんと間に合った。
僕は人の命を救ったんだ。



「トシヤさん……」



まあやさんはトシヤの棺桶を悲しそうに見つめた。



「やっぱり友達と同じだわ…」



棺桶はピクリとも動かない。
本当にトシヤは死んでしまったのだろうか…。



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