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ドラクエらんど

第22章 星見の塔 (後編)

兵士たちが慌ただしく走り回る中、あっしらは町の宿屋にいるアキラ殿たちと合流しました。



「困ったわね…二日酔いじゃなくてまさか熱があるなんて」



ベッドではアキラ殿が真っ赤な顔をして寝込んでいました。そばでまあや殿が看病しています。



「無理もねーわ、海に突き落とされたり、雨ん中戦ったりしたからな」



アキラ殿の隣にいる、やくみつるを3発蹴りいれた感じの顔のおっさんが腕を組みながら言いました。



「あなたは?」

「おれはピンピンしてるぜ、体は丈夫な方だからな」

「格好からして僧侶かしら?」

「生臭坊主だけどな」

「一応、戦力にはなりそうね」

「舐めるならこっちの方にしてくんねぇか」



おお…こんな時でも下ネタ言うなんて流石です!
つくし殿にはスルーされてますけどwww



「まあやさん…アキラさんをお願いします」



ひなた殿が思い詰めた表情で言いました。



「ええ、わかったわ。私たちのことは心配しないで。きっとレインさんがこの町を守ってくれるだろうから」



ひなた殿はギュッと拳を握りました。



「ゆりもここにいろよ」

「え…」

「ここでまあやさんの手伝いをしてくれ、頼む」

「ひなた先輩…」



ひなた殿、優しいですね。
確かに外よりはここにいた方が安全ですしね。



「じゃあ星見の塔に行くメンバーは、私(つくし)とひなたくん、昭玄さん、やんす、ヒイラギさんでいいわね?」



あっしらは頷きました。



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