ドラクエらんど
第22章 星見の塔 (後編)
「皆さん、私のために…本当にありがとうございます! 武器屋の武器は代金はいりませんので好きなものを持っていってください」
「え、いいんですか?」
「大丈夫です。きっと父もそうしたと思うし…」
お言葉に甘えて、あっしらはヒイラギ殿の店に行き、それぞれ武器を揃えました。町の防具屋やも道具屋も、緊急事態だからと、半額にしてもらえました。
「ちょっと、あんたたち!」
城の門の近い場所に通りかかると、おばちゃんコックが何かを持ちながら走ってきました。
「腹が減ってはろくに戦えないだろ、これを持っていきな」
それは大量のおにぎりでした。
匂いを嗅いだ途端にお腹が…。
「さっきあんたらの仲間に手伝ってもらったお礼だよ、これ食べて頑張りな!」
「ありがとうございます。野々村さんのおかげね」
ゆり殿、感謝!!!!!!
「準備はいい? 行くわよ」
あっしらはヒイラギ殿の案内で、裏門から城の外に出ました。
北の方からゴゴゴ…と地鳴りがします。
「近いわね…急ぎましょう」
あっしらはなるべく兵士たちに気づかれないようにすぐに森の中に身を隠しました。見つかると色々とめんどくさいので。
「…お父様…」
ヒイラギ殿は首から下げたペンダントを握りしめ、不安げに町を振り返りました。
安心してください、ヒイラギ殿。
いよいよあっしの力を解放する時がきたのです!
魔物なんて一発で…
「え、いいんですか?」
「大丈夫です。きっと父もそうしたと思うし…」
お言葉に甘えて、あっしらはヒイラギ殿の店に行き、それぞれ武器を揃えました。町の防具屋やも道具屋も、緊急事態だからと、半額にしてもらえました。
「ちょっと、あんたたち!」
城の門の近い場所に通りかかると、おばちゃんコックが何かを持ちながら走ってきました。
「腹が減ってはろくに戦えないだろ、これを持っていきな」
それは大量のおにぎりでした。
匂いを嗅いだ途端にお腹が…。
「さっきあんたらの仲間に手伝ってもらったお礼だよ、これ食べて頑張りな!」
「ありがとうございます。野々村さんのおかげね」
ゆり殿、感謝!!!!!!
「準備はいい? 行くわよ」
あっしらはヒイラギ殿の案内で、裏門から城の外に出ました。
北の方からゴゴゴ…と地鳴りがします。
「近いわね…急ぎましょう」
あっしらはなるべく兵士たちに気づかれないようにすぐに森の中に身を隠しました。見つかると色々とめんどくさいので。
「…お父様…」
ヒイラギ殿は首から下げたペンダントを握りしめ、不安げに町を振り返りました。
安心してください、ヒイラギ殿。
いよいよあっしの力を解放する時がきたのです!
魔物なんて一発で…