テキストサイズ

ドラクエらんど

第8章 最強うさぴょん

『これでもう大丈……ハッ! まだここに一匹残ってたぴょん!』



そう言って兎太郎は月影に向かって身構えた。



「違う、仲間だ!!」

『仲間??』



兎太郎と月影はお互い見つめあった。
炎で月影の顔がよく見えた。
すごくにやけてた。
イケメンの顔が台無しになるくらい、にやけてた。
兎太郎は無言で三歩下がった。



「てか、兎太郎。この炎どうにかしろよ」

『大丈夫、すぐ消せるぴょん』



そう言って兎太郎は燃え上がる炎に向かって『ヒャド』を唱えた。



こいつ、氷系も使えるのか……。



炎は一気に消され、また暗闇に戻った。
周りにはゾンビの亡骸も気配もなくなっていた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ