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ドラクエらんど

第8章 最強うさぴょん

ログハウスはひとつも明かりがついていなかった。僕たちが外に出た時はつけっぱなしだったのに、そらじいさんが消したのか?
居間の電気をつけようとしたが、何度やってもつかなかった。



「…そういえば夕食後から、お師匠様の姿を見てませんね」

「……」



膨らむ妄想を必死に払いのけ、僕と月影は僅かな月の光を便りに、まあやさんのいる部屋の前まで移動した。
僕はドアノブをゆっくり回す。



頼む……
鍵かかっててくれ……!


ガチャ…。


「!」



願いはむなしく、ドアは簡単に開いてしまった。
僕と月影は息を殺し、顔を見合わせる。
月影が頷き、ゆっくり中の様子を覗いた。



「……誰もいません」

「!」



まあやさんがいない……!?



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