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ドラクエらんど

第8章 最強うさぴょん

「あ…」


月影が立ち止まる。



「なんだ?」

「すごい、松茸がこんなに沢山……」



よく見ると、木の周りに沢山の松茸が生えていた。



「お、いいじゃん。まあやさんに持っていってあげ…」

『それは食べちゃダメぴょん!』

「え?」

『それはパニック茸と言って、食べたら何が起きるかわからない毒キノコだぴょん!』

「えええええっ!?」

「でもこれどう見ても松茸ですよ? 匂いだって…」


そう言って月影は一本取って匂いを嗅いだ。



『マツタケ? そんなのは初めて聞いたぴょん。こないだ羊族のマー坊がそれを食べた途端、発情してたぴょん』

「発情!?」


僕は月影を見た。



「まさか…じゃああれはそらじいさんが薬盛ったわけじゃなく…」

「アキラさんが幻覚を見たのも…?」



やばい。
そうだとしたら、まあやさんも……。



「月影! まあやさんが危ない!!」

「急ぎましょう!!」



僕たちは急いでそらじいさんのログハウスに戻った。


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