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ドラクエらんど

第10章 なんでもあり!?

しかし説明書には、問い合わせ番号やアドレスなどは書いていなかった。
スマホでググッても、エリックスという会社名は出てこない。



「会社名が存在しないなんて…」

「お師匠様、その男について他にわかることはないですか?」



そらじいさんが「う~む」と考えこんでいると、居間のドアがゆっくりと開いた。



「あ…」


月影がその姿に気付く。



「もう大丈夫なんですか?」



月影の優しい問いかけに、少女は肩までの黒髪を揺らしながらコクンと頷いた。



『アカツキは人見知りなんだぴょん』



いつの間にか兎太郎が少女に抱っこされていた。



「アカツキ?」

『この子の名前だぴょん』



少女は肩をすくめながら、恐る恐る僕たちを見上げた。



「怖がらなくて大丈夫ですよ。皆さん、良い方ばかりですので」



月影がにっこり微笑むと、少女の顔が和らいだ。



さすがイケメンスマイル…
中学生をも虜にするとはwww
僕は正直どう接したらいいかわからないwwww



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