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ドラクエらんど

第11章 フ・ク・ザ・ツ

僕たちは一旦ログハウスに戻った。
そらじいさんの話だと、ログハウスの中にまでは魔物は侵入してこないらしい。



「……ったく、どうなってんだよ」



僕はハアッと息を漏らしながら、ソファーに腰かけた。
まあやさんとアカツキちゃんがみんなにお茶を配っている。



「……大丈夫? アキラくん」



神妙な面持ちで、まあやさんは僕にお茶を持ってきてくれた。



「……ん」



僕はチラッと月影を見た。



死んで生き返ると、一部記憶をなくしてしまうのか…?



「ふざけたルールつくりやがって…」



でも月影と出会ったのは昨日だ。
まだ一日しか経ってない。
なのに、なんか色々ありすぎて……
まるで昔からのツレのような感覚だった。



出会う前に戻った、ただそれだけだ。
なのに……
なんでこんなにも心にポッカリ穴が空いたような気分になるんだ?




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