テキストサイズ

この日この時この瞬間。

第27章 君


君がいなくなった今、
私は今でもそれを受け入れられずにいる。

まだいるんじゃないか、って思って
君と待ち合わせした場所とか
君と行ったお店とか
君と出逢った学校とか

行ってみたりしたんだ。

そこには何もなかったよ。

周りにいる人とか
全然見えなくて。

聞きたくなくて。

ごめんね、
こんなに弱くて。

ごめんね、
こんな私で。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ