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second girl【完】

第9章 変わって行くもの

「風が強くなってきたから」と隆史に言われて部屋へと戻った。






部屋に入ると隆史は私の手を引いて、ベットの上へ座らせた。








「晶」








隆史が私の両手を握り、私に向かい合うように座った。




私はまだ止まらない涙を拭いながら、隆史を見つめた。








「俺の気持ち…聞いてくれる?」








隆史の気持ち…





それは彼女への気持ち?
私への気持ち?





どちらにしろ、もう後戻りは出来ない。






私はまた涙を拭い、隆史の言葉に頷いた。
隆史はギュッと唇を噛み締めて、何かを我慢するように、話し始めた。




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