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second girl【完】

第9章 変わって行くもの

「だって、私が…ヒック…私が…そばにいて欲しいって…」






隆史が両手で私の頬を包んだ。




隆史の瞳に私が映るくらい近い距離に、隆史の顔がある。









「晶が言ったとしても、俺がそうしたいと思ったからそうしたんだ。それに…晶が言わなかったら、俺が言ってたよ」








ウソ…








隆史の優しいウソ…






私が責任を感じないように…





今まで隆史はウソは付かなかった。








だからかな…








隆史の気持ちが分かったのは―…




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