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second girl【完】

第10章 本当の心 side隆史

晶をくれ?
ふざけんじゃね。






思わず笑みが漏れた。
自分の独占欲の強さに。




そして、腕の中の晶を確かめるように、ギュッと抱きしめた。










「彼女が居ようが、晶は俺のだから。誰にも渡さない」












腕の中で、晶の細い肩が震えた。
きっと泣いてる。
また俺が泣かせた。






「アンタには悪いけど、コイツは俺しか見てないから」







止まらない独占欲。




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