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second girl【完】

第11章 最後の温もり

私だけを見て、

私だけを感じて欲しかっただけ…





どうして今なの?










私だって笑って"さよなら"したかった。








隆史が私を思い出す時は、泣き顔じゃなくて、笑っている顔を思い出して欲しいから…








なのに…











私は聞き分けのいい大人なんかじゃない―…









「やだ―…!隆史」




私はすがるように隆史に抱きついた。
隆史は私の肩に顔をうずめて、小さな声で「ごめん」と呟いた。




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