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second girl【完】

第11章 最後の温もり

どちらからともなく唇を重ねた。







軽く触れたかと思えば、角度を変えてまた触れる。



ついばむようなキスをしながら、隆史の体重が私にかかり、そのままベットに倒される。




私は隆史の重みを確かめるように、隆史の背中に腕を回した。






「ッ…んッん……ッ…」






時折り離れる唇から、酸素を取り入れ、また丁寧にお互いを味わう。










今まで何度も隆史とキスをしたけど、
思い出すのはきっと、今日のこのキスだと思う。







優しいけど激しく―…







切ないのに甘い―…




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