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second girl【完】

第4章 罠

「えっ?ありがとう」


私はその袋を手にした。隆史はそれを確認すると、ズカズカと玄関に入り、部屋へと上がって行く。




「ちょっと!」



慌てて隆史の後を追うと、隆史は「何?」と言うけど、足を止める気配もなく、そのままリビングのソファーに座った。



「お見舞いって…」


「二日酔いなんだろう?姉貴から聞いたから、それ!」


とコンビニの袋を差した。
コンビニの袋を見ると、二日酔いの薬とスポーツドリンク。




「あっ!アネキ今日来れないからって…」





マジ……




これは由季からのサプライズ?


それとも隆史の意志?






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