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second girl【完】

第4章 罠

次の日私は案の定、二日続けての二日酔い……



自己嫌悪も半端じゃない。
けど、もうすぐ由季が来る。
昨日の話の続きを聞かないといけない。



聞いた所で何も変わらない。
変わらないけど、ちょっとでも隆史の気持ちが知りたかった。



知れば少しは隆史に近づけるかも……
なんて、邪な気持ちありありで……



もしかしたら、私に会いたかった?
なんて、期待もありありで……



玄関のチャイムが鳴る。

あっ、由季だ。



そう思って立ち上がると、またチャイムが鳴る。




「はぃはぃ、二日酔いなんだから、そんなに………」







玄関を開けると私の全てが止まった。




目の前には絶対にあり得ない人が不敵に笑い「見舞い」と言って、コンビニの袋を私に差し出した。




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