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second girl【完】

第5章 2番目

隆史は眉を下げて、ちょっと困った顔で私を見ていた。


私は隆史の両頬に手をそえて『イー』と横に思いっきり引っ張って「笑顔」と言うと
隆史は笑ってくれた。


隆史にあんな顔をされたら、私まで困ってしまう。







隆史はそっと私を抱きしめ



「晶のこと抱きたいんだけどいい?」




隆史は私が返事をするより早く、私を抱き上げた。




「ちょっと!重いからいいよ」と足をジタバタさせて抵抗したけど「ダメだよ!」とそのままベットに運ばれた。









「晶…好きだぁ」








真っ直ぐな瞳には私しか写っていない。



だから隆史の言葉が嘘だとしても、本当のように錯覚してしまう。








「私も好き」








私の言葉は本当だよ―…




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