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second girl【完】

第7章 泣き虫ピエロ

私は顔を上げれずそのまま頷いた。







「ちゃんと泣かないと、消化出来なくて、余計に辛くなるから…」









それから五郎とリナちゃんは、隆史のことは何も言わなかった。


店長が言うように、いくら周りに言われても、私の気持ちが隆史を好きだって限りは、どうすることも出来ない。



少しずつ、離れる準備をしようと決めたのに、気持ちはまだ隆史だけを思ってる。





「飲みましょ!」



いつの間にかリナちゃんは、私の分のお酒も注文していてくれて、目の前にはピンク色の綺麗なカクテルがあった。




「…ありがとう」




それは甘い甘いカクテル。




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