テキストサイズ

誘惑のサンタクロース

第1章 ☆




彼のマフラーからは

薄く香水の香りがして、

胸をドキリとさせた。





もう一度空を見上げると、

目の前に見えるオリオン座。




さっきあのお兄さんが描いた

女の人の絵を思い出して

ちょっとだけ笑ってしまった。




スマホの時間を見ると、

もう23時を過ぎていた。




早く帰って湯船に浸かってあたたまろう。




ベンチから立ち上がると

地面に描いてある絵を見て、

それをスマホでカシャッと写真に撮った。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ