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誘惑のサンタクロース

第1章 ☆




「熱いから早く!」


「え、あ、こっち」


ミルクティーを受け取ると

缶はまだ熱くて、

あちっあちっって言いながら

自分の冷えたふとももの間に缶を置いた。




「黒ちゃんはそっちだと思ったー」


って言いながら

今日も綺麗な顔で笑っている。




「ありがとう。いただきます」




ミルクティーの缶を開けようとしたけど

冷えた指でうまく開かなくて、

プルタブをカチカチしていたら

お兄さんの手が伸びてきた。




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