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誘惑のサンタクロース

第3章 ☆☆☆




わたしはいつのまにか

泣いてしまっていた。




大好きな星座を見上げて

大好きな人のことを思い出して

叶わない恋だと気づいてしまったから。




ねぇサンタさん。




わたし欲しいものできちゃったみたい・・・。





彼をわたしに・・・。










わたしだけのものに・・・。










絶対無理だと思いながら

空のサンタさんにお願いをした。









でも絶対に叶うわけがないから

俯いてひざを抱え、

ふとももにポタポタと涙を流しながら

声を殺して泣いていた。




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