らいち♀はホモになりたい
第3章 花岡すみれ
行ってみると屋上への階段は生徒会の荷物置き場と化しているようだった。
大量の段ボールや机やなんだかよく分からないものもあり、階段を埋めつくしていた。
大貴が知らないのも無理はないだろう。
だが、よく見ればなんだか通れそうな隙間がある。
好奇心から、らいちは隙間をぬって階段を上がる。
するとなぜだか屋上への扉はわずかに数センチ開いていた。
どきどきと胸を高鳴らせながら扉に手をかけた。
ギィィィイ
鈍い音をたてながら開く扉は暖かく強い風を受けて少し重く感じた。
目の前に現れた屋上はなにもなくて、去年の枯れ葉まで落ちている始末だ。
フェンスは160センチのらいちを軽々越えてしまいそうな高さではあるが穴があき、曲がってぼろぼろなため、本来ならば圧倒され近よりがたいという雰囲気が全くなかった。
むしろ屋上という解放感感じさせる場所にとってはその空気ととけ込み暖かくさえ感じた。
大量の段ボールや机やなんだかよく分からないものもあり、階段を埋めつくしていた。
大貴が知らないのも無理はないだろう。
だが、よく見ればなんだか通れそうな隙間がある。
好奇心から、らいちは隙間をぬって階段を上がる。
するとなぜだか屋上への扉はわずかに数センチ開いていた。
どきどきと胸を高鳴らせながら扉に手をかけた。
ギィィィイ
鈍い音をたてながら開く扉は暖かく強い風を受けて少し重く感じた。
目の前に現れた屋上はなにもなくて、去年の枯れ葉まで落ちている始末だ。
フェンスは160センチのらいちを軽々越えてしまいそうな高さではあるが穴があき、曲がってぼろぼろなため、本来ならば圧倒され近よりがたいという雰囲気が全くなかった。
むしろ屋上という解放感感じさせる場所にとってはその空気ととけ込み暖かくさえ感じた。