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(( 櫻宮恋愛物語 ))

第2章 第二章

チビの隣に座り弁当を食べながら色々と聞いてみる。

腹が減っては事情聴取は出来ぬっていうだろ?

翔「えーと 名前、年齢、好きな食べ物、これ答えて」

最後の質問は要らねぇか。

和「二宮和也 31歳 好きな食べ物 ハンバーグです!」

翔「え、31?」

和「そうですけどどうかしました?」

高校生かと思ってたなんて口が裂けても言えない。

和「高校生とでも思いましたか?」

クスッと笑い俺を見る。

翔「なんで分かったの?」

こいつまさか魔術でも使えるんじゃ ..

和「よく言われるんで」

魔術な訳ないですよね、はい、反省します。

和「次はお兄さんの事教えてくださいよ」

ああ、そういや何も説明してねぇな。

大体のこと言っとくか。

翔「俺は櫻井翔32歳独身、普通の会社員で雅紀とはガキの頃からの友達。」

ネクタイを緩めスーツを脱ぎながらの言葉。

あー焼肉弁当は腹にこたえるぜ。

和「年上さんですね、翔さん ..でいいでふか?」

俺がさっき与えたいちごオレの飲みすぎか?
ろれつ廻ってない年下男。

あっ、すいません ..と顔を赤らめ恥ずかしそうにしている和くん。

マジ可愛い ..

俺は我にかえる。
可愛い?30男無職に向かって?
ありえねぇ、俺は雅紀とちがってホモじゃねぇ。

でもカワイイには違いなくて。

きっと目が眩んでるだけだ。

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