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(( 櫻宮恋愛物語 ))

第2章 第二章

気を紛らわせようと今度は家の説明。

翔「お前炊事も洗濯もするっていったよな?」

和「はい!出来る事ならなんでもします!」

翔「なら家の事は基本任せたい。俺不器用で一人暮らししてる癖に炊事洗濯できないなら毎日コンビニ弁当洗濯は隣の人に金払ってやってもらってるからさ、出費が大変で」

そう、俺は仕事以外なんも出来なくて低収入に加え出費が増える一方でこれが唯一の悩みだったがこれも解決。

いやー結構助かるもんだな。

和「そうなんですか。僕頑張ります!」

元気な奴だ。

気がつけばもう11時を過ぎようとしている。

風呂入ってとっとと寝よ。

翔「あ、俺んち布団一枚しかねぇしベッドなんて洒落たもんもねぇからな」

古風に生きろ、日本男児。

和「なら僕は床で寝ますね!」

ニコっと笑顔を俺に向ける。

床?この糞寒いクリスマスシーズンに?

暖房はコタツのみの極寒アパートの床で寝ると?

凄いなコイツ、アメリカでどんな生活をおくってたんだか。

翔「お前はバカか、風邪引くだろ、腰痛めるだろ、布団で寝ろ、2人じゃちっとは狭いけど我慢しろよな」

俺の布団実はでかいんだぜ?
一人暮らしのくせにファミリー用買ったんだぜ?

俺の一番の出費だ、悪いかこのやろ。

ポカーンと口を開いたままの和くんはみるみる内に目に涙を溜め、ヒック .. グスン と涙を流す。


は、はあぁ?

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