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元風嬢、でも良いじゃない。

第5章 お水、売ります。

睡眠時間は3,4時間だけだった。



食事も満足に取らなくなった。





そんな生活が長く続けられるわけもなく

段々疲れがたまり、

電車や学校で倒れるようになった。




ただの寝不足や貧血。




『たまに来たと思ったら、倒れるなんて』




学校で先生は呆れていた。



『夜の仕事始めちゃいそうだなって、ずっと思ってたの。心配してた。大丈夫なの?』



この先生は全てを見透かす力を持っていた。
今でも会うのが怖い人だ。

フラフラな私の隣で話を続けた。

『あなたのこと、覚えてたから。親から離れてきてこっちきて、大丈夫か心配していたの。
何かあったら、すぐに誰でもいいから連絡しなさい。』




学校見学の日に私はこの先生と話していた。


その時から、私の事を覚えていたという。



今でも本当かウソか、全く分からないけど。

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