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君にクローバーの花束を

第5章 よっつ

「卓也くん」


背後から男性の声がした。


「あ、高藤さん」


心配そうに歩いてきたのは、高藤拓哉だった。
龍から「なんだか変なことに巻き込まれた。めんどくせぇから、お前来い」と呼び出されたのだ。
そんな龍は先にライブハウスへ戻って行った。


拓哉は座席に辿り着くと、祐司に鋭い視線を投げつけた。

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