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君にクローバーの花束を

第5章 よっつ

「ーなるほど。駅前の広場で、ギターを弾いた少年がいたんですね」

「あ、はい。ついさっきの出来事です」


自分の幽霊話をこんなに真面目に聞いてくれるなんて……この人何者だ?
卓也はそんな風に思いながら、紅茶を一口すすった。


(しかもなんか可愛い子連れてるし)


卓也はつばきをチラッと見た。
二人は恋人同士…のようにも見える。


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