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君にクローバーの花束を

第8章 ななつ

「大丈夫、想いは伝わる、届く!」


卓也はギター少年に力強く言った。
ギター少年は頷くと、


『借りるよ』


そう言って卓也の中に入った。



……ああ、彼の想いが伝わってくる……



「百合」


名前を呼ばれて、百合は卓也の方に振り返った。

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