テキストサイズ

君にクローバーの花束を

第9章 君にクローバーの花束を


卓也は百合から少し離れると呼吸を整えた。
優の想いがメロディーが全身に伝わってくる。


優が今まで生きてきた記憶
そして優目線での景色
絶望、戸惑い
彼女との出会い
彼女の笑顔
彼女への気持ち
クローバー


そして、哀しみ。

あの日、優は交通事故に合って死んでしまったのだ。


だからずっと、君に伝えたかったんだ。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ