アタシとアイツ【短編集】
第1章 1.先輩の本性
痛いっ!!
先輩のソレが入れば入るほど
私の穴は張り裂けそうなほど痛みが増す
私は顔を歪めて歯を食いしばった
「痛い?大丈夫?」
先輩はそんな私を見て1度ソレを抜くと、優しく頭をなでてくれた
そして心配そうに私を見る
「やめとく?
良いよ、俺は」
先輩の優しさが嬉しい
でも
「大丈夫です
私、先輩と一つになりたい
だから、続けてください」
そう言うと、先輩はななめ下を向いてクシャッと自分の髪を掴んだ
「反則だろ//」
先輩が何かつぶやいたけど
それは私の耳には届かなかった
「どうなっても知らないから」
その代わりに聞こえたのは
耳元で囁く先輩の言葉
私は顔を赤らめながら小さく頷いた