テキストサイズ

only one【完】

第8章 悪戯

「お前今日おかしいぞ」




高木さんが私から離れるように、自分の体から私の腕を離す。









もう…
もう限界だった。

少しでも隆史を消したい。



心から消えないなら、最後に隆史に愛されたこの体を、高木さんに愛されたかった。









私の体の隅々が、隆史の指を覚えている。





激しいキスを覚えている。





優しい舌使いを覚えている。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ