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only one【完】

第8章 悪戯

高木さんはそのまま「上がったのか」と返事をする。









「高木さん」









もう一度高木さんを呼ぶ。そして……―










「どうしたんだよ」





後ろから抱きつく私の手に、高木さんの大きな手が触れた。



私は返事の代わりに、ギュッと腕に力を込めた。


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