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only one【完】

第10章 向き合う心

まとまらないまま高木さんのマンションへ着く。



きっとここには二度と来ないだろう。



そんなことを思いながら、インターホンを押した。






カチャっとした後に、少しだけドアが開き「入れ」と高木さんが部屋の中へと迎え入れてくれた。





「お邪魔します」





高木さんは無言でリビングへと行ってしまった。




そんな高木さんの行動を寂しく思ってしまう。




今から高木さんに別れを言おうとしてるのに…
私は何を考えてるんだろう…








「高木さん…
話があるんだけど」









「あぁ」







チラッとだけ私を見て、ソファーに座る高木さん。



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