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only one【完】

第10章 向き合う心

何時もなら迷いもなく高木さんの隣りに座る。
けど今日は、隣りに座るわけにはいかない。



もう高木さんの隣りにはいれない…









「今日、隆史に「座れば?」」







話し始めようとする私に、自分の隣りを差して、座るように高木さんが言ってきた。


私は首を横にふり「座れません」と俯くと




「いいから座れ」




高木さんは立ち上がり、私の腕を掴んで隣りに座らせた。






「で…」
話の続きを催促しながら、タバコに火を付ける。



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