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only one【完】

第11章 嫉妬

私は覚悟を決めた。

もし、このまま高木さんが私を抱いて気がすむなら…

それで、隆史の元に戻れるなら…












少し我慢すれば…

ギュッと瞳を閉じてから、高木さんの背中に腕を回して「それで…高木さんの気がすむなら」


言葉は震えていたけど、はっきり私はそう言った。











「そんなに好きか?」


「はい」


「別れて何年も立ってるのにか?」


「はい」


「一度はお前を捨てたんだぞ?
またお前を捨てるかも…「それでも、それでも隆史が好きなんです」」










私の揺らぎない想いを高木さんにぶつけた。



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