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only one【完】

第4章 甘い罠

「とりあえず座れ」



「…はい」




私はさっきまで座っていたソファーに座った。




高木さんはテーブルの指輪を左手にはめて










「このことだろう。まぁ、普段は誤解するようのが狙いなんだけど…この指輪はダミー」








手をヒラヒラさせながら笑って言った。






「ダミー?」



「そう~ダミー」






意味がまったく分からない…






きっとそう思っている気持ちが、そのまま顔に出ていたんだと思う。




だから、高木さんが分かりやすく教えてくれた。



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