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only one【完】

第5章 再会

多少居心地が悪くても、大人しく高木さんの隣りに居れば良かった。





どうして、今なんだろう。
もっと時間が過ぎていたら、こんなに動揺なんてしないで、笑って話せたのに。





見間違えるはずがない。
いまだに夢に見るその姿。





友達の呼ぶ声に、彼がゆっくり振り向く。











「晶」










彼に名前を呼ばれて、自分の視界が滲んで行くのが分かった。




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