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only one【完】

第5章 再会

もっと触れたい。
もっと触れて欲しい。




もっと…




もっと…









これじゃ、昔と何も変わらない。
また"曖昧な関係"に戻ってしまう。









「じゃあ…」




私は涙を拭って、無理やり笑って見せた。




隆史はそんな私の顔を見ながら「またな」と行って友達の方へ歩き出した。










またなって…
隆史…
"またな"なんてもうないじゃん。










「晶」






もう一度呼ばれて、私は高木さんの方へと歩き出した。




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