テキストサイズ

only one【完】

第7章 温もり

高木さんがリビングから出て行って、正直ホッとした。



緊張しすぎて気持ち悪いぐらい…










ハァ~
高木さんから渡された缶ビールと一緒に、ため息も流し込む。



こないだ来た時と同じで、殺風景で何もない部屋。



缶ビールを半分ぐらい飲んだ頃、高木さんがシャワーから出て来た。



高木さんはまた缶ビールを冷蔵庫から出し、私の隣りに座ると、美味しそうに一気に飲みきる。









「顔赤いぞ。酔ったか?」









優しく目を細めて、私の前髪をかきあげた。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ