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Bitter sweetな関係【短編集】

第1章 A×S♡

S side




「んっ…あぁ…っ、クチュ…」


次第に深くなるキス




「翔…ちゃぁ…っクチュ…クチュ」


俺の名前を呼びながら舌を絡めてくる相葉くん


「ふぁっ…んっ…ンンッ」


キスに飲まれていく俺。


違う。こうじゃない…
俺は相葉くんに聞かないと…ちゃんと。気持ちを
伝えないと…

「ンンッ…あ、いば…くっ…ァッ」


「クチュ…ペロッ…ジュル…」


「ね…ッ相葉…くん…ッ」


聞こえてんなら…返事しろよ…


「やめろ!!!」

ドンッ


「やめ…っ…ハァ…ッ」

俺は思いっきり彼を突き飛ばしてしまった。


「ごめん…翔ちゃ…ッ…」

相葉くんの目からぽろぽろと涙が溢れる

「泣くなよ…相葉くん…ごめん…」

俺は腰をおろして相葉くんの顔を見た。


「翔ちゃん…俺…ひどいことしちゃったね…」

「違うよ…俺はね、相葉くんに話がしたくて…」

彼が顔をあげる。

「俺…相葉くんと付き合って…距離が遠くなったような気がして…だから、連絡くれたときはすごく嬉しかったんだ。

き、キスも…嬉しくて…で、でも…もやもやしたままなんて嫌でさ…突き飛ばしちゃった…」

「…翔ちゃん…俺もね…翔ちゃんに触れたくて仕方なかった。けど、疲れている翔ちゃんの顔見てると…壊しちゃダメだって…我慢しなきゃって思ってたんだ。

けど、翔ちゃんの声聞くともう我慢できなくなっちゃった。それで…グスッ…」







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