テキストサイズ

久恋。

第5章 可愛い後輩と生意気な後輩。


『先輩っ!

今日って、どんなことするんですか?』


一年生が入ってきて1ヶ月が経った。


集合時間の10分前にきて私に今日の仕事を聞きにきてくれる原田ちゃんと…



『村山先輩、早く終わらせて帰りましょう?』


10分遅れてきた上に笑顔でそんなセリフを言ってくるヘッドホン…ではなく白山君。



『村山先輩…

あんなの、気にしないでくださいね。』

『俺も同感ッス』


八木君と臼井君がきてそう言った。


2人はいつも一緒にいる新入生仲良しコンビ。

私と帰る方向が同じこともあり、最近よく話すようになった。


「ありがとう。
でも実際、そんなに気になってないから大丈夫だよ?」

と言うと、


『ならいいんですけど…


先輩、今日良かったら一緒に帰りませんか!?』


「うん、いいよ~!」


『じゃあ、先終わったら待ってますね。


あっそうだ、先輩っ
俺んちの近くに新しいラーメン屋できたんっすよ。
食べにきます?』


「行く行く!

臼井君ちってどこだっけ?」


『えっと、この大学の北?北東?にある県です(笑)』

「えっ?

あっ、栃木から来てるの?!

遠くから毎日大変『はいはい、大変そうですね。

さて村山先輩、いいんですか?お仕事しなくって。(ニコッ)』


臼井君と話し込んでいると、
いつの間にか頼んだ書類を用意したらしい白山君が後ろに立っていた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ