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久恋。

第6章 夢。






「白山君…」


『先輩。待ってたんですよ。』


彼はニコッと笑ってこちらにやってきた。



『今日、仕事ないんすか?』


「ないよ~?

やりたいっていうなら用意するけど(笑)」


白山君とは
最初こそ話しづらかったものの、
最近はそんなことなかったかのように打ち解け、
"暴走コンビ"とよばれるようになった。
『俺は暴走しないのに…』
口を尖らせて白山君はそう言っていたけれど、
口元は少し笑っていた。



それを見て、白山浩太についてまた一つ気付いた。



白山浩太は…








笑顔がかわいい。

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