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「はは、気持ちよくなってんのかよ。早っ」
「あう……笑わな、で……くださ……」
「馬鹿、敦史っ……」


敦史さんの笑った振動で僕も悠史さんも身体を揺らす

「悪い」と軽く謝った敦史さんが、「でもな……」と僕のお腹に手を乗せた


「全部入った。頑張ったな」
「え……」


いつの間に……？
流石にもうちょっとあったはずなんだけど

僕と敦史さんが文句を言ってる隙に？
いやいや
そんなはずない……

でも


「よかった……」
「……っと」


上半身から力が抜けて倒れこんだ僕を、敦史さんが受け止めて支えてくれる

頭には後ろから伸びてきた悠史さんの手が乗った


「ありがとうございます、千秋さん」
「へ……？」


突然、何でお礼？


「頑張って下さって、ありがとうこざいます」


僕の首筋に顔を寄せてきた悠史さんに胸がきゅん、と鳴った


「悠史さん……」


手を伸ばして悠史さんの頭を捉えると、そのまま引き寄せてキスをする


「ん……千秋、さ……？」
「……ん……僕も、ありがとうこざいます」


そう言って微笑むと、暫くぽかんとしていた様子の悠史さんが破顔して、今度は悠史さんからキスをされた