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黒いバラ

第2章 2 罠

-櫻井宅-


翔「潤くん 何飲む~? ワインか焼酎かテキーラか..」

冷蔵庫を覗きながら黙々と酒の種類を言っていく

一体何本酒持ってるんだ ..

潤「任せるよ」

翔「じゃあこれと ~ これと ~ これと ~ あ、あとこれもっ♡」

手いっぱいに持ってきたもはや酒なのかすら疑うたくさんの瓶

潤「お前 これ全部アルコール高すぎだろ..」

翔「俺 高いのしか飲めないんだよね~ ごめんね~

まるで心の入ってない謝罪

この謝罪も聞きあきた



飲み続ける事1時間
いい感じに酔いが回って気持ちいい

酒のおかげで櫻井への嫌悪感も薄れてきた

潤「.. そうなんだ、じゃあ翔は ..あ、すまない」

なぜか下の名前で呼んでしまった

翔「くふふ、いいよ、翔で。気に入っちゃった」

潤「そうか、ならそうしようかな」

たわいのない話をしていると何だか体の奥が熱くなった

ん?なんだこれ ..

熱い、熱くて仕方ない。

やべぇ、何で今こんな状況に。

今翔に触られたら変な声が出てしまいそうだ

翔「潤くん、どうかした、顔赤いよ、熱でも出した?」

翔の顔が俺の顔に近づいてくる

そしてでことでこが重なった

翔「熱はないみたいだけど平気?」

いつも優しくないくせになんなんだ、今そんなに優しくされたってちっとも嬉しくない

俺の手に翔の手が重なる

そして指を絡めて抱きついてきた

潤「ばか、お前何やって」

翔「ねぇ ..だめ ?」

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