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黒いバラ

第3章 3

潤「おじゃましま ~ す」

翔「鍵しめといてね ~」

リビングの方から聞こえる翔の声

お出迎えくらいしろっての

リビングに向かうドアを開け声をかける

潤「翔、来たぞ」

翔「潤く ~ ん いらっしゃい 」

スウェットにパーカーを着た翔がテレビを見ながらほざく

顔はイケてるくせに服はなんてだらしないんだ

そうだな、この格好に名前をつけるなら ダブルパーカー 、 うん、決定だな

翔「んな突ったってないでこっちこいよ」

テレビから目を離すことなくお菓子をつまみながら翔の隣をポンポンと叩きせかしてくる

潤「ああ。」

潤「で、今日の用は何?」

翔「別に何も ~ 会いたかっただけ」

潤「会社で会ってるじゃん」

翔「なんか会社のお前嫌い。仮面かぶってるだろ」

潤「んなことねえよ。お前のがよっぽど仮面かぶってる。急に今日新しい企画のトップになって、女部長と枕営業でもしたんだろ?笑」

冗談で聞いてみた

翔「あは、バレちゃった?あの糞部長 ババアの癖に性欲高すぎだろ、うぜえ w」

きっとこんなことを普通にはなせるコイツの頭はイカれてるに違いない

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