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ねえ、大好きなんだけど。

第7章 七夕の日


「ねえ、松下?」

「はい」

「松下は…ついてきてくれるの?」

「お嬢様がお望みならば。
私はいつでもお嬢様のお付きとして
参ります」

「そう…」


松下はあたしを子供のころから
面倒を見てくれている。

彼はまだ20代後半。

子供のころはお兄ちゃんみたいな
存在だった。

だから両親より身近な存在。

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